本日は、絨毯をめくったら床がボロボロになっていると焼津市の方から連絡を頂き調査に行ってきました。

床下ではやはり白アリの被害が広範囲で確認できました。

一般的に床下は湿気が多く白アリが発生しやすいことで知られていますが、常に絨毯などの敷物で床が覆われていることで被害の発見が遅れ取り返しのつかない状態になってしまうこともあります。

床材や畳などは多湿時に水分を吸い込み乾燥時に放出と呼吸を繰り返していますが、絨毯などが敷いてあると放出を妨げられてしまい白アリの被害だけでなくダニなどの温床になったりカビが発生し床材などの劣化を早めてしまうことにもなるので、定期的に呼吸が出来るように空気を通したり、絨毯などは陽に充てるなどが必要です。

最近の住宅は高気密高断熱とビニール袋に包まれているような状態で快適さを得るこができている反面、室内の空気は淀みやすく、二酸化炭素や絨毯や家具などからは発がん性物質などが揮発され汚染されています。

化学物質過敏症をはじめ喘息やアトピーなどといった健康被害にも繋がる恐れもあるので朝晩の換気や、定期的に天気のいい日に絨毯などを陽を充ててもらえると良いと思います。

因みに湿気といえば梅雨や夏と思っている方が多くいると思いますが、冬にこそ危険なんです。

サッシガラスにつく結露を見たことがあると思いますが、暖房で室温が高くなると空気中の水分量が増えてしまうため、想像している以上に湿度が高くなってしまっているのです。

皆様のお家にも絨毯や玄関マットなど敷きっぱなしになっているものはありませんか?

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