害虫・害獣

防除の必要性

本日は藤枝市内にある養護老人ホームで館内全域のゴキブリやネズミ等の防除作業を行いました。

作業ではゴキブリやネズミなどの生息は確認できませんでしたが、倉庫内の隅などにはゴキブリ成虫の死骸があったことから、侵入の様子が確認できました。

作業では状況を確認して、侵入され易い環境や生息されそうな環境か細部に注意を払い、万が一侵入されても繁殖されないように清掃や予防剤の散布を行います。

駆除と防除という言葉をよく使いますが、似ているようで意味は同じではありません。

”駆除”は侵入・生息などをしているものを追い出したり退治することを言い、”防除”とは仮に今侵入しているのなら駆除をして、今後の侵入や発生などを防ぐことが防除という意味になります。

ですから持続的に良い環境をしていくためには、防除を行うということになります。

ゴキブリやハエなどは衛生害虫と呼ばれ、不快というだけではなく人や動物に衛生上の害を及ぼすものを指して「媒介害虫」「有害害虫」「不快害虫」に区分されています。

特に「媒介害虫」は感染症を引き起こす菌やウイルスを媒介するとされているので、人の往来が多い施設、高齢者や子供たちなどが利用する施設では、利用者の見えないところで、日々、衛生的な環境づくりをしてくれています。

しかし、近年は経済が低迷から経費削減を余儀なくされて、十分な防除に経費がかけられず簡素な防除になっていることや、大きなまん延が起きていないことから感染症に対する意識が低下している傾向があるように感じています。

温暖化がすすみ、これまで日本には確認されてこなかったウイルスなどが入ってくる可能性が高くなっているだけに心配です。

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