シロアリ

シロアリ被害に遭う前に

本日は御前崎でシロアリの駆除工事を行いました。

布基礎構造の建物で床下はコンクリートになっていました。

床下がコンクリートであることから自分の家はベタ基礎でシロアリや湿気に強いと思われている方がいますが、全く違うので注意が必要です。

ベタ基礎は耐震性を高めることを目的にしていますが、布基礎での土間コンクリートは土壌の湿気を抑える目的で設けられて防湿コンクリートと呼ばれています。

床下内の湿気対策にはなりますが、布基礎の立ち上がり部との境には隙間が出来てしまうために、シロアリを防ぐことはできません。

今日のお宅は、まさにその隙間からシロアリが侵入していました。

シロアリは地中を移動して建物に浸入してきますが、アリと同じように何かに沿って道を造るので、コンクリートなどがあるとそれに沿って移動してきます。

そのため、かえって侵入される危険性が高くなるとも言えます。

写真のシロアリは駆除中に撮影したものになります。

コンクリートの隙間から上がり、土を運んでシロアリの通り道となる蟻道を造ります。

既に活動を始めていますが、来月には羽アリとなって群飛する季節です。

被害にあってしまってからでは大きな支出となってしまうので、早めに対策をしておきましょう。

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