住宅診断
害虫・害獣
防災のためにも診断をしておきましょう
本日は以前にネズミ駆除を任せて頂いた方からの紹介を頂き新規の調査に伺ってきました。
日常を過ごしている部屋の天井に物音がするとのことで小屋裏に入り調査をすると、あちらこちらに糞が確認できました。
また、侵入口などの確認のために床下に入るとハツカネズミと思われる親指サイズ程の死骸も確認され、基礎に設けられた通気口にはこのサイズのネズミなら通り抜けられる隙間も確認できました。
布基礎構造では床下に通気を取るための通気口が設けられますが、鋳物製で錆びて穴が空いていたり、隙間が出来てしまっている家が多くあります。
普段あまり注意して見る部位ではないので、まさかこんな所に隙間があるとは思わずネズミやヘビなどの侵入を許してしまいます。
侵入されると糞尿やダニ類の発生、また壁などを齧られたり、断熱材をボロボロに壊したりと思いがけない被害にあってしまうので、自分の家は大丈夫と油断しないことが大切です。
油断をしないということでは、今回の震災で甚大な被害が出ていますが、南海トラフ地震ではさらに大きな被害が想定されています。
そうしたこともあって耐震補強工事をされた方もいますが、まだ多くの住宅が未補強なのが現状です。
また、昭和56年6月以降に建てられた住宅は補助金の対象ではないこともあり、多くが現行の耐震性能を有していません。
補助金対象でないことで自分の家は新耐震だから安心だと思ってしまっている人もいますが、阪神大震災での倒壊を教訓に2000年6月に耐震性は見直されています。
自分の家は大丈夫なのか!?
適切な防災に備えるためにも、一度診断しておくことが大切だと思います。