害虫・害獣

僅かなことも見落とさない

本日は市内にある施設で防虫施工に行ってきました。

施工する場所は衛生的な環境が求められる厨房だけでなく他にボイラー室や電源室なども行います。

ボイラー室や電源室などは本来、衛生的な環境を求められる程の場所ではありませんが、ボイラー室などは人気が無く、外部からの侵入が容易、比較的暖かいことや排水系統に水が溜まっているなど生息がされ易い場所になります。

そのためここで繁殖した害虫がボイラーのダクト配管を通して施設内に広がらないように、しっかり管理する必要があります。

案の定、今日の点検で館内ではゴキブリなどの捕獲はありませんでしたが、冬場にも関わらずボイラー室ではゴキブリや大型のクモの捕獲が確認されました。

また、害虫の糞などによって電気系統がショートして壊されてしまうこともあるので特に注意する場所になります。

冬場は寒いから害虫なんていないと油断しがちですが建物内は暖かいために夏ほどではなくても十分に活動しています。

この時期を乗り越えさせてしまうことで施設内全域に広がり春頃に大発生ということも考えられるので、こうした時期こそ注意しなければいけません。

多くの事故や問題は、目に見えているところだけに囚われたり、物事を思い込んで見てしまうことで事実を見逃し発生するものです。

そのため定期点検ではちょっとした環境の変化など僅かな事象にも気づく目が必要となります。

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