シロアリ 住宅診断

定期点検とメンテナンスは大事

本日は、日頃からお世話になっている工務店様の新築白アリ予防工事に行ってきました。

写真はコンクリート面に薬剤を散布している様子ですが、ベタ基礎なのにシロアリの予防は必要あるの?と思われる人がいるのではないでしょうか?

これが必要なんです。

コンクリートの厚さは設計によって違いますが、おおむね150mm程あり、普通であればシロアリは通り抜けることはありませんが、コンクリートにひび割れやスラブ(土間)と立上り部の繋ぎに隙間があったり、配管を通す穴があったりと意外とシロアリが侵入できる場所があり被害事例も多くあります。

また、問題なのが近年の住宅は断熱性能を高めるために断熱材が入っていますが、断熱材は薬液で濡らすことができないため、駆除をするには壁を剥がさなくてはならないケースが殆どで大掛かりな作業になってしまいます。

劣化対策といった意味では従来の住宅よりも問題は大きくなっているとも言えます。

どんな高性能な住宅を建てても残念ですが経年劣化を必ず起こしてしまいます。

ですから、これまで以上に定期的な点検とメンテナンスが不可欠であることを知っていて欲しいと思います。

寒空の下、朝一番の冷え込みの中での作業は手がかじかんで痛い程でしたが、雲一つなく透き通る青空での作業は、とても清々しく気持ちよかったです。

終わってからのホットコーヒーが身に染みました!

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