通気口を塞いでいませんか?
本日は、先日調査をさせて頂いたお客様宅の床下換気扇の取付工事をさせて頂きました。
かなり以前に他業者で取り付けた床下換気扇がありましたが、現在は止まっていて使用されていませんでした。
基礎の通気口に取り付けるタイプのため、通気口に蓋をしてしまった形になり、これでは通気が取れなくなりかえって床下に良くないので取外しを勧めたところ、湿気が気になるから新しいものを付けたいということで工事となりました。
床下が土壌の建物は建築基準法で基礎に5m以下毎に通気口を設けることが決められています。
これは、建物の劣化対策を目的とされているので、蓋をしてしまっては劣化を早めてしまう原因となってしまいます。
よく見かけるのは、エアコンの室外機や花壇、倉庫などで基礎を塞さいでしまっているケースがあります。
たかが通気口ですが、床下の湿気は建物全体を湿気させてしまうので安易に考えては危険です。
因みに建築基準法は最低限の基準を示しているだけなので出来ることであれば、もっと設けたいところです。
近年は、基礎パッキン工法が主流になり従来の通気口より全域くまなく空気を取り込めるようになっています。
基礎に通気口がある建物の方は通気口を塞ぐようなことは絶対に避けるか、床下換気扇の設置をして劣化対策を検討してもらえたらと思います。