害虫・害獣 環境改善

環境を変えなければ繰り返す

本日もお客様宅に建物定期点検に行ってきました。

点検に入る前に気になるところをヒアリングさせて頂いたところ、昨年は台所やトイレ・玄関などでムカデが発生して刺されて救急車を呼ぶ被害に悩まされたとのことでした。

ムカデは梅雨時に産卵して7月頃に子供が孵化します。

産卵数は50個程にもなるので一匹見かけたとなると近くにかなりのムカデが身を潜めている可能性があります。

ムカデは湿気をおびた環境を好むことやエサとするゴキブリなどの害虫がいる場所に寄る傾向があります。

写真でも分かるようにベタ基礎構造の建物で一見湿気はないように見えますが、床下は通気が悪いために湿気がこもりやすくなります。

また、周辺に河川や田んぼなどがある環境、庭などに樹木など植栽が多いと発生のリスクは高くなる傾向があります。

寿命は種類にもよりますが3年程度で冬季は冬眠します。

この季節の点検だったことで今回はムカデを確認できませんでしたが、その旨をお客様に報告をさせて頂くと少し安心されていました。

しかし、数多くのムカデが生息していることには変わりはないので、活発になり繁殖が始まる前に駆除をされることが良いと思います。

また、再発させないためにゴキブリなどの生息できない環境をつくることや湿気にくい環境対策をすることも併せて合わせて検討すると良いでしょう。

記事一覧