業者選び

本日は、焼津市で中古住宅を購入して入居前にシロアリの予防を検討されているとい方からの依頼で調査に行ってきました。

物件を仲介した不動産屋さんからはシロアリの発生はないと話があったそうですが心配なため予防を検討されていて、他社にも見てもらっているとのことでした。

良い業者を選ぼうと建築の知識や、シロアリ工事の知識を勉強しても専門的で経験値が重要になるため、どういう工事がいいのか？価格が妥当なのかなどはなかなか判断しにくいものだと思います。

また、業者を選ぶ際に一番大切になるのが工事の品質ですが、会社の大きさや実績数だけでは判断はできません。

では、どうしたら失敗しないのか？

それは一番に友人やご近所の体験を聞くこと、次に今回のお客様のように数社に話を聞くことだと思います。

訪問の時の姿勢や工事後のアフターフォローなどをしっかりと実施している実体験の話は信用性がありますからね。

それと大切になってくるのが建築の知識があるかどうかです。

シロアリ工事の目的は家を守るためです。

シロアリの知識はあっても建築の知識がないと建築構造上、薬剤を散布してはいけない場所に散布をしてしまったり重大な劣化事象などを見逃してしまうかも知れません。

現に他業者の調査では特に問題はないとの報告だったそうですが、私が調査させてもらったところ、確かにシロアリの発生や配管の水漏れは確認できませんでした。

しかし、劣化事象である基礎のひび割れが何カ所もあり太いものでは瑕疵と判断される０．５ｍｍ以上のもがあったことや、床下の断熱材が入っていないところがあったり気流止めもなく断熱性が低いなど気になる点が確認できました。

業者選定で工事費は安い方がいいに決まっていますが、要となる工事の品質が低いのでは家を守るという目的が達成できなく結果として高いものになってしまうのではないでしょうか？