日本の住宅寿命

今日は2017年に白アリ駆除を行った既存のお客様のお宅へ白アリ予防の再施工に伺ってきました。

先月末で白アリ駆除の5年間の保証期間が完了したことで継続した保証を希望して下さいました。

ご両親が昭和63年に建築されたお宅ですが、現在は息子さんご夫婦と小さなお子様が2人の4人家族で暮らしており、引き継いだ住宅を定期的なメンテナンスを入れることで大切に暮らしていらっしゃいます。

屋根・外壁の塗装はもちろん、タイルの浴室をユニットバスに変更、親の寝室を子供部屋へリフォーム、給湯器などの設備交換、そして今回白アリ予防と一つ一つ計画して実施をしくれています。

建物の寿命は日本では30年と言われていますが、アメリカでは70年、イギリスでは80年と世界の中でもとても短いです。

それは、核家族化や新築への優遇措置、さらには資産価値が20年でゼロになるなどの背景でクラッシュ&ビルドが繰り返されてきた結果とも言えます。

また、諸外国ではリフォームにも日本の倍以上の費用を掛けて住宅を大切に使っているという背景もあります。

人生の中で一番大きな支出となる新築ですが、高齢化の中で70歳を過ぎても住宅ローンを支払っているという人も多くいるとききますが、これからの暮らし方をとして住宅の寿命を延ばすことが大事になってくるのではと思います。

ちなみに床の断熱材は隙間なく入れてあることが大切ですが少し垂れ下がっていることや防湿ビニールが破れてしまっていることが気になるところです。

これでは断熱性が落ちてしまいます。

せっかく手をかけて長く暮らしていくのであれば快適さと省エネを考えて断熱性能を良くしていけたらと思います。

今後も長く暮らせる住宅となるようお手伝をしていきたいと思います。

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