家にとって湿気は害
本日は床下の点検で藤枝市のお宅に伺ってきました。
以前から床下の湿気を気にされているとのことでしたが、話の通り土壌はかなり水分を含んだ状態でした。
写真でも土壌が濡れていることが分かると思いますが、束石コンクリートにも水分を吸いあげている様子も確認できます。
雨水などは大気中の二酸化炭素などが溶けて酸性水になります。
その酸性水をアルカリ性のコンクリートが吸い込むと中和反応を起こし劣化を引き起こしてしまうので、水分を吸い込んだ状態が長く続くのは建物の耐震性を下げてしまうことになるので改善をしたいところです。
因みに乾燥した状態とでは劣化のスピードが100倍も違うとの研究報告もあるんです。
また、写真では床の断熱材の脱落が見られます。
取り付け方の問題もあると思いますが、断熱材が湿気を含んでしまったことも原因の一つと考えられます。
これでは、せっかくの断熱材も台無しです。
さらには床板なども湿気を帯びてしまい耐用年数を下げてしまうので、改善を図っていくことが重要だと考えます。
住宅にとって湿気は害です。
シロアリ被害などの原因にもなってしまうので、改善が必須です。