僅かな隙間から侵入してくる

先日、トイレでゴキブリが出ているから見て欲しいと某スーパー様から連絡を頂き調査に行って来ました。

従業員の方に状況を聞くと、トイレの掃除を始めたらゴキブリが数匹トイレ内にいたとのことでした。

トイレの状況を確認すると、入口扉の下部に隙間があることや、壁がめくれている箇所がありそこから床下が見える状態であることなど、どこからでも侵入されてもおかしくはない環境でした。

また、めくれた壁周辺にはゴキブリのフンの付着も確認できました。

床下や壁内はゴキブリにとって生息しやすい環境です。

ちょっとした隙間があれば、そこからトイレなどの室内へと出入りをされてしまいます。

一般の家屋でのゴキブリの侵入の原因は、引っ越しなどの段ボールに付いていて持ち込んでしまうケースもありますが、多くは床下や壁内・屋根裏などに侵入したゴキブリが壁や配管などの僅かな隙間を通って室内へと入ってきてしまうケースになります。

対策は段ボールなどは持ち込まないことはもちろんですが、やはり床下にシロアリ予防などを行い床下で生息できない環境をつくることが有効な方法になります。

家には必ず虫が通り抜ける程度の隙間はあります。

床下・壁内・屋根裏に侵入させない、生息させないことが対策の基本です。

因みに侵入されて卵（卵鞘）を産み付けられてしまうと一度に２０匹程度が孵化をするので、その子供たちが床下から壁内そして小屋裏と建物全域に広がっていくと考えたら恐ろしですよね。

そして、隙間を見つけて室内へと入ってくるわけです。

そうならない為にも、何事も予防が肝心です。

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