害虫の侵入を防ごう

本日は藤枝市のお客様宅へ建物定期点検に伺いました。

床下の点検では白アリの発生や配管漏れなどの異常はみられませんでしたが、黒ゴマのようなものがたくさん落ちていたので近づいてみると、それは多くの黒アリの死骸でした。

床下には白アリだけでなく、アリやクモ、ヤスデなど様々な害虫が入り込み生息しています。

ベタ基礎コンクリート構造で湿気もなく安心をされている方もいるかも知れませんが、害虫たちにとってはあまり関係なく侵入してきます。

コンクリートは水分を保つ性質があるために乾燥しているように見えても、それなりの湿度をもっています。

白アリの薬剤が効いていれば生息はできないのですが、5年を経過すると殆ど効力がなくなるため侵入してきた害虫は生息を始めてしまいます。

特に小さな虫が増えることで肉食のゴキブリやクモ、ムカデ類にとっては格好の餌場となってしまいます。

また、この時期は冬に越冬するゴキブリが寒さから身を守るために床下に侵入し壁に入り込んだり、排水管を伝わって室内へと侵入し生息を始めてしまうので、そうならないうちに床下で対処をしたいところです。

日々、多くの住宅点検で床下を見ていますが、給排水管が通すために殆どの住宅が床に穴を空けてあり、その隙間を埋めてありません。

キッチンや洗面所でゴキブリを見かけることが多い原因は湿気があることだけでなく、こうした表面には見えない工事が原因になっていることもあります。

白アリ工事はやっている方でも、害虫が苦手だという人は衛生的な環境を維持していくために、穴埋め工事をお勧めします。

自分の家がどうなっているのか分からないから不安だという人は点検は無料でしているので声をかけて下さいね。

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