リフォーム完了しました
先日から取り掛かっている浴室、洗面脱衣所、トイレのリフォーム工事が無事に終わりお施主様にお引き渡しとなりました。
解体時には柱や土台が剥き出しになり、腐りやシロアリなどの被害もひどく物悲しい姿でしたが、補強をしながらここまでキレイに変わりお客様にも大変喜んで頂きました。
私が使うわけではないですが早く使いたいなと思える空間になりました。
リフォームの仕上がりの良し悪しを決める要因の一つとして、前工程でどれだけ後工程を考えて仕事をするかにあると思います。
どんなに腕が良くても前工程が悪ければ、その結果がどうしても後工程の仕上がりの悪さに出てしまうからです。
美しい現場というのは職人同志がお互いの作業を理解して気持ちが合わせることで得られる結果のように思います。
新築では材木は工場でプレカットされるようになったり、パネル化されるなど工場生産など現場ではプラモデルのように組み立てるだけという形式に変わりつつありますが、修繕やリフォームなどは状況に合わせて手作りのために職人の技術が求められます。
しかし、バスやタクシー運転手、運送業などの人手不足と同じで、建築業でも2025年問題として職人のなり手が減少していることや高齢化などで、職人の確保が難しくなり施工の質の低下や雨漏りをしても直ぐには工事をしてもらえないなどの問題が懸念されています。
そう考えると、建物を長期にわたって良い状態を維持していくためには、問題が起きてから手を掛けるのではなく、問題が起こらないように計画的なメンテナンスが必須になっていくように思います。