リフォーム 住宅診断

タイル貼り浴室水漏れ点検

建物点検で床下の調査をするとブロック基礎の周辺に湿っている部位が確認できました。

土壌も濡れて濃くなっているのが確認できます。

この場所は浴室でおそらくタイル目地の傷みによる水漏れが原因ではと考えられますが、この築年数の場合は給水給湯管からの水漏れの可能性も考えられます。

ご主人に報告するとタイル目地は劣化するたびにご主人が直しているとのことでしたが、これだけの濡れが確認できるということは、補修不良で防水が利いていないものと思われます。

自分で直すことも良いですが、しっかりと補修が出来ていないと土台や柱などの腐りが進行して大きな劣化となってしまうので、出来ることであればプロに任せることが賢明だと思います。

もし、ご自身で修理をするのであれば、床下に入って水漏れがないか確認まで行うことが重要です。

近年の住宅は殆どがユニットバスですが、築30年以上前にはタイル貼りが主流でした。

タイル貼りはどうしても目地が傷むことや埋設された配管が劣化して水漏れを起こしてしまうので建物劣化の元凶と言っても過言ではありません。

また、冬場には冷えが強く高齢化の日本においてはヒートショックなどの要因でもあるので、この先のことを考えてユニットバスへにリフォームすることが望ましいと思います。

まだキレイでもったいないと思われる方もいると思いますが、水漏れ点検だけでもしてもらえたらと思います。

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