タイル張り浴室ですか？

本日は吉田町のお客様宅へ建物定期点検に伺いしました。

キッチンにある収納庫から床下へ入らせていただき、点検開始！と思い床下内を見渡すと水道管から水漏れがあり土台など周辺の木部に染みが発生していました。

水漏れは破裂している状態ではなく、ゆっくりと染み出ている初期段階のようです。

水漏れ箇所は給水管のコーナー部のようでしたが、この部位は経年劣化などにより水漏れが多くある場所です。

水道管の耐用年数は素材によって違いますが４０年程度とも言われているので、築年数から考えると地中に埋設された部位や他の部位でも水漏れが発生していてもおかしくありません。

水道の検針で使用量が急に増えて気が付かれる方が多くいますが、殆どの場合は床下や壁の中で気づかないうちに始まっているため、水漏れの指摘を受けた時には既に建物に大きな腐りなどのダメージを与えていることが多く見られます。

今から４５年程前の１９８０年以降くらいから一般の戸建て住宅でユニットバスが増え始めたようですが、タイルの浴室ということになると４０年以上経過していることになるので、浴室はキレイでも水道管が劣化して、いつ破裂してもおかしくない状態であると考えられます。

水漏れを起こして建物を傷めてしまってからでは改修費用も高くなってしまいます。

建物点検を行うとともに、タイル浴室の方はユニットバスへの改修と合わせて配管の入れ替えを検討をすると良いと思います。