シロアリ被害で住宅価値は下がる

本日は先日、床下が気になるから見て欲しいと問合せを頂いた牧之原市内にあるお宅のイエシロアリ駆除に行って来ました。

羽アリが発生したことはなかったそうですが、床がフカフカとたわむようになり心配になったそうです。

調査では土間のコンクリートの隙間から蟻道が数カ所つくられ土台へと上がっているのが確認できました。

シロアリは明るい場所や風の流れがある場所を嫌う為、普段の生活では殆ど見かけることはありませんが、唯一羽アリとして舞う6月~7月頃の夕方にだけ姿を現します。

そのためなのか、羽アリ=シロアリと思うらしく、姿を見かけなくなると収まったと勘違いをする方がいます。

しかし、羽アリとなるのは全体のほんの一部なので発生した付近には多くのシロアリが活動し食害を続けています。

また、活発に活動するのは20℃くらいからと言われていますが、シロアリは冬眠しないため10℃程度でも活動しています。

特に近年の住宅は断熱性能が良い為に冬場でも十分に活動できてしまうので、知らないうちに被害が拡大してしまいます。

よく、シロアリの工事をするのにいい時期はいつ?と聞かれますが、冬場でも活動をしているので良い時期というものはなく、しいて言えば気になった時がその時ということになります。

普段姿を見ないので、つい後回しにしたくなると思いますが、住宅の査定ではシロアリ被害がある住宅という評価がされて大きなデメリットとなってしまいます。

住宅の価値を下げない為にも、毎年の定期点検そして5年毎に予防工事をしてもらえたらと思います。

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