シロアリ

シロアリはこの時期でも活動している

本日は藤枝市のお客様宅へ新規調査に伺ってきました。

調査前に状況を聞かせて頂いたところ、和室の押入に白アリの食害を見つけて、他には特に気になるところは感じていないとの事でした。

床下の被害を調査してみると、押入付近だけではなく和室の床組み材の大引きや根太など広い範囲に蟻道が見られ食害が確認されました。

この様子からすると畳への被害も考えられるので床下の調査を終えてから畳を上げてみると、やはり畳にも食害が進んでいて、お客様もまさかここまで被害が広がっているとは思っていなかったと大変驚かれていました。

蟻道を壊すと現在も活動中のシロアリが確認できたので、これ以上被害を拡大させないように早い駆除が求められます。

今回は押入の見える場所に食害を発見したことでシロアリに気づくことが出来ましたが、多くは光や空気の流れを嫌う習性から目に触れることができる表には姿を見せずに忍び寄って食害をしていくので見かけないからと油断しないことが大事です。

朝晩の気温が下がりはじめて、本来ならそろそろ活動が止まるころですが、今年は例年に比べて暖かいことや、近年の住宅は断熱性能が高く建物が暖かいことで活動時期が延びています。

被害にあってしまうとシロアリの駆除は出来ても、建物の耐震性に大きなダメージ与えてしまうことや、高気密高断熱住宅ではその性能を低下させてしまうことになるので、定期点検と予防をしていくことが家を守るには大切です。

 

記事一覧