シロアリ

シロアリに狙われないように

本日は、いつもお世話になっている工務店様より白アリの被害がある家があるから見て欲しいと連絡を頂き調査に行ってきました。

被害にあった場所は押入の襖や敷居で、手前にダンボールなどを置いていたため被害に気付かなかったとのことでした。

今回のような荷物を置いて動かそうとしたらシロアリの被害に合ってしまったという事例は多く、特に押入や倉庫などあまり通気が取れていない場所でよく見られます。

少し前にも、1シーズンくらい畳の上に置いた荷物を片付けようと動かしたら、畳がボロボロとなる被害に合われたお宅がありましたが、これは荷物などを置くと床面と荷物の間、壁と荷物の間に通気が取れなくなるため湿気が籠りやすく通気が取れないために、シロアリにとって都合の良い環境となってしまっているからです。

また、寒い季節なので本来ならシロアリは活動しないのですが、近年の住宅の室温は暖かく、十分シロアリが活動できてしまうので、冬場でも活動し被害が進んでしまうケースも多く見受けられます。

日常では目にしないためにシロアリの存在を忘れがちですが、シロアリはどこにでも存在し活動をしています。

4月に入ればシロアリが活発に活動する季節に入ります。

締め切って湿気が籠っているところはないか?荷物などを長く置きっぱなしにしていないか?などシーズンに入る前に確認しておくと良いと思います。

被害にあうと駆除や修理に思わぬ支出となってしまいますが、一番の損害は車の事故車と同じで、シロアリ被害にあった家は瑕疵のある家となってしまい資産価値が下がってしまうことです。

いつの日か子供たちか、または、売却するか?貸し出すか?誰かに引き継ぐことになる家ですが、その時に大きな負債になってしまわないようにしっかりとメンテナンスをしておくことが大事です。

シロアリの被害にあってからでは遅いので、うちは大丈夫だろうとか、まだいいだろうと決して思わないで欲しいなと思います。

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