雨漏り診断

本日建物点検を行った際に外壁のシーリングの割れを発見しました。

お客様に報告すると過去に雨漏りしたことがあり、その時は壁や天井にシミができてしまったとのことで、とても気にされていました。

今回のシーリング割れはサッシ廻りで、サッシと外壁と素材の違いや、建物の揺れなどによって、どうしても負担が掛かる部位のため水漏れが多い場所です。

雨漏りから建物を守るため、外壁での一次防水と下地には防水シートで二次防水がしてあります。

一次防止が破れても二次防水で簡単には壁内へは雨水が入らないように造られているので、直ぐに問題が起こることはありません。

しかし、防水シートの経年劣化やそもそも施工が悪く防水がしっかり出来てないこともあり決して安心はできません。

雨漏りは壁内で始まるために被害に気づきにくい特徴があり、気がついた時には大きなダメージとなってしまいます。

雨漏り修理の多くは、水野侵入してきた場所を見た目と経験でシーリングなどをすることが一般的に行われてきました。

経験と感だよりのために、なかなか直らず雨漏りが何年も続くなんてケースや一見すると直ったように見えて実際には壁内では雨漏りが続いていたということも多くありました。

そのため、安易なメンテナンスは問題を大きくしてしまう恐れがあるので、メンテナンスをする前に雨漏りの場所をしっかり特定する診断を行うことが大切です。

ヤシロでは毎年の建物点検とは別に、高性能赤外線サーモグラフィーカメラによる雨漏り診断を行っています。

赤外線建物診断技能士の有資格者がデータを解析し壁内の雨漏り診断をさせて頂いています。

水は漏れていないけど壁に染みが出来たなど、心配がある方はお声がけくださいね。