除菌剤によっては建物を傷める

本日は基礎補修工事へ伺ってきました。

日々の生活で基礎のひび割れのことなど気にも留めないのではないでしょうか?

しかし、基礎は建物を支え地震などの力に耐えてくれている、とても重要な部位になるのでひび割れやコンクリート腐食などはあってはならない大問題なのです

このひび割れを放置すると雨水の浸入や空気中の炭酸ガスによって基礎の骨である鉄筋を錆びさせてしまい著しく強度が低下してしまいます。

耐震性としては、とても脆弱で倒壊の恐れがある建物となってしまいます。

また、建物を食害してしまう白アリは、こうした隙間を好んで侵入してくるので被害に遭いやすくなってしまいます。

写真はドーム工法という国交省「建築改修工事共通仕様書」に標準仕様として採用されている信頼性の高い工法です。

今回、台風15号による浸水などの災害が各地でありましたが、いつこうした災害が発生するか分かりません。

今なお断水をしていたり浸水による後片付け、床下からの異臭など経済面だけでなく肉体的、精神的にも計り知れないダメージを受けています。

完璧な対策はありませんが、被害を小さくするためにも定期的な建物点検やメンテナンスを実施していってもらえたらと思います。

今も清水区の方から臭いが堪らないとの話がありました。

厚労省は「床下の消毒は原則不要」だと言っています。

これは人体への感染症の観点からなので建物の腐朽などによる劣化や異臭などは床下浸水であっても除菌・消臭処理は必要になってきます。

また、床上浸水で床の清掃後に除菌剤を撒く場合、除菌剤の種類や量によっては床材を傷めたり、床下にある断熱材を濡らしてしまう恐れがあるので注意が必要になります。

自治体からも除菌剤の配布がされているようですが、種類や濃度をよく確認して建物にダメージを与えないものか確認するといいと思います。

特に次亜塩素酸ナトリウムなどの扱いは本当に注意して下さいね。

分からないことがあれば無料で相談にのりますので気軽に声をおかけ下さい。

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