計画的に点検してますか?

本日は焼津市の方から床に白アリがいるから見て欲しいと連絡があり調査に伺ってきました。

床下の様子を確認すると床組み材の束柱や大引きなどが激しく食害されていました。

この様子からすると随分前から白アリの被害を受けていたと思われます。

ここまで放っておくと床を支える強度がないので大工工事も必要になってしまいます。

よく白アリ予防をするのに最適な季節を聞かれることがありますが、その答えは「いつでも最適」と言っても良いと思います。

冬になり気温が下がると活動が止まりますが、暖かくなれば動き出し決していなくなった訳ではありません。

また、最近の住宅は断熱性能が高い為、気温などの条件が整ってさえいれば活動するので必ずしも冬だからといって被害が止まるという訳でもありません。

白アリは日光や外気を嫌う為に目にすることは殆どありませんが、どこにでもいる生き物です。

薬剤などの対策をしていなければいつ侵入されてもおかしくはありません。

たまに、もう少し後でとか今はできないなどのやらない理由を耳にしますが、白アリは残念ながらお構いなしにやってきます。

高齢化社会において住宅の長寿命化は避けては通れない大きな課題、写真のように被害に遭われてからでは遅すぎます。

是非、計画的に定期点検と白アリ予防や外壁塗装などのメンテナンスの実施をして下さいね。

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