自分の家のことを知ろう

本日は工務店様の依頼で静岡市のお宅に白アリ駆除工事に行ってきました。

外壁の塗装を行う予定で足場を組んだところ外壁の飾り柱の劣化を発見し、良く見たところ白アリに食害されていたため工事を中断し先に白アリの駆除となりました。

たまに外壁に木材が露出しているデザインの住宅をみかけますが、雨に当たる為通気が悪いなどの環境条件が悪いと腐食をしたり、今回のように白アリの食害されてしまうことがあります。

住宅が密集した地域で外壁に沿って垣根があったことで通気が悪くなったことや陽が当たらない場所ということなどが重なったことが、白アリの侵入の要因の一つになったと思われます。

住宅の裏側ということもあり、普段目にしない場所の為気が付くのが遅れ１階の梁に当たる高さまで被害が進んでいました。

同じように建築されて見える住宅ですが、住宅環境、建物の構造や形、使用している建材ごとに劣化の進みには違いがありメンテナンスの時期は違ってきます。

しかし、建築業者から新築購入時にどういう建材を使用するのかやメンテナンスの必要性などの説明がないことが多くあり、良く分からないまま建築してしまったことで問題が発生するまで気が付かず放置されてしまうケースが多くあります。

どんな住宅も時間の経過と共に劣化はしていくものです。

しかし、しっかりとメンテナンスをすることで良好な状態を保ち住宅の寿命を長く伸ばすことができ、結果として維持管理に係る支出も抑えることができます。

そうしたこともあり高齢化に伴って住宅の長寿命化と共に耐震性能の向上、さらには快適さ省エネ性の向上から断熱性能の向上など多くのことが求められるようになりました。

これから家を建てられる方はもちろんですが、既に住宅をお持ちの方は自分の家の状態はどうなのか？これからの先のために何をしたらいいのかなどしっかりと確認していくことが大切だと思います。

住宅診断（インスペクション）に興味がある方は建築士の診断のプロにお任せくださいね、