住宅診断

耐震補強しましたか?

本日は定期建物点検を行いました。

定期建物点検は床下及び外観等に問題となりそうな事象についてみていきます。

今日のお宅では写真のような基礎のひび割れが数か所確認できました。

基礎のひび割れは雨水などによってコンクリート内部にある鉄筋を錆びさせ耐震性を落とす要因となってしまうので、気が付いたら早めに補修することが大切です。

また、ひび割れの太さや数などによっては構造的に瑕疵も考えられるので注意が必要です。

ひび割れ補修には色々な方法がありますが、ヤシロでは広島の原爆ドームの補修にも採用されたエポキシ樹脂を注入する工法を採用しています。

また、基礎に鉄筋のはいっていない布基礎や表面が劣化していると地震に脆弱のため、アラミド繊維によって補強することもあります。

国による耐震補強事業も令和7年度で終了です。

自治体によっても補助額は違いますが、100万円程度が補助されるので、まだ、耐震工事をされていない方は急いで下さいね。

対象住宅は1981年以前に建てられた住宅ですが、補助金の対象でないからと言っても耐震基準は2000年に大きく変わっているので、少なくても2000年以前の住宅の方は、自分の家の耐震性はどうなのか?調べておくことが大切です。

少なくても今後メンテナンスやリフォームをされる時に有効な情報になると思います。

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