熱中症対策に窓断熱が効果的

基礎補修工事へ伺ってきました。

4カ所の基礎補修工事をまかせていただき、1カ所目、2カ所目と順調に作業を行っていましたが、3カ所目に入ったところで急に頭が痛くなってきたので急遽床下からでて水分補給をして休憩をとりました。

最近は暑くなってきたうえに、湿気も多いので熱中症になりかけてしまったようでした。

熱中症は気温の高さと湿度が関係して、体温が熱を放出できずに上がってしまうことで引き起こされると言われています。

2021年の5月~9月では4万7千人以上の方が救急搬送され、そのうち700人ほどの方が亡くなっているので現場仕事をしている人は特に注意が必要です。

昨年から電気代が上がり家計の負担が大きくなってきているために、電気代を抑えようとエアコンの使用を我慢する人がいますが、熱中症の発生の4割は住宅の居室内で発生しているので無理は禁物です。

電気代が気になる方は既存の窓の内側に取り付ける二重サッシ(内窓)や天井断熱などを検討してみるのも良いのではないかと思います。

夏の日差しをうけて室温が上がる原因は、窓からの日射です。

その次に屋根からの熱が入ってきてしまうことが大きく影響しています。

他にも壁や床といった場所からも影響を受けますが、大きくは窓と天井によるものが大きいと言えます。

クルマの車内温度のように、住宅の屋根裏などは60℃以上にもなると言われ、その熱が室内へと伝わってくるわけですから、夏に暖炉の前にいるようなものです。

そうした中でエアコンを使用すれば、当然ですがフル回転で動き続けるので電気代は上がってしまうことになります。

内窓や天井断熱は、そうした外気の影響を抑えることが出来るので、節電に大きな効果があり、近年ではエアコン一台で家中が快適になる住宅まで出ている程です。

水筒に入れた氷が夕方まで解けずに残っているのと同じ理屈ですね。

今は省エネリフォームにおいて様々な国からの補助金が出ています。

特に内窓などの省エネ窓では工事総額の50%相当までの大規模な補助が出ているので、熱中症対策、そして電気代削減として検討してみると良いと思います。

記事一覧