新築後は第三者による点検が大事

来週には梅雨明けとの声が聞こえてきています。

そうした中で雨降りに床下の点検をしていると、基礎と土台の隙間から水が染み出ている部位を発見しました。

築年数もさほど古くなくベタ基礎コンクリート造の家です。

外壁にひび割れがあったり、サイディングのシール剤が避けていたりなどが原因で建物内に水が侵入してきますが、本来なら防水シートや防水テープなどが施されていて壁や床下へとは水が入ってこない造りになっています。

年数が経つことで防水シートが劣化して水が入ってきてしまうこともありますが、築年数が浅い建物では少し考えられません。

考えられることは施工不良や施工ミスになります。

短納期によって見落としがあったり、技術が未熟な職人が施工するなどによって引き起こされてしまいます。

最近の職人不足による技術力低下や低コストでの請負などが、一つの要因な気がします。

また、住宅の劣化や作業ミスは思いがけないところで起きるもので、劣化事象をたくさん見てきた経験がなければ問題は起きてしまうように思います。

今回の原因は、おそらく外壁の下部にある水切りの鈑金の重なり部分がうまくいっていないことによる、雨水の侵入が考えられます。

築10年以内なら瑕疵として保険で直すことが出来ると思うので、新築後は第三者の点検をすることが大切です。

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