浸水で断熱材が劣化

本日は藤枝市内のお宅で床下点検をさせて頂きました。

床下に入ると昨年の台風による床下浸水の跡が残っていました。

基礎の高さの半分くらいまで水が入っていたことが見受けられます。

昨日の記事に繋がりますが、これで配線が床下の土壌に這わせてあったりジョイントがあったらと思うとゾッとしますね。

土壌は粘土の様な状態になっていて水分が残っている状態です。

床上浸水とはならず大事には至りませんでしたが、床下が多湿状態になったことで床断熱材が水分を吸い込み、かなり劣化をしていました。

これでは断熱効果は殆どなく冬場の冷気によって室内が冷やされ結果として暖房費が掛かってしまうことに繋がってしまいます。

日本の家は世界から見ても断熱性が乏しく凄く寒いと言われていますが、WHOは「住まいと健康に関するガイドライン」で健康影響から居住者を守るために室内温度が18℃以上になるよう強く勧告しています。

認知症や動脈硬化、高血圧症、さらには夜間頻尿のリスクも高まると言われているのです。

我が家では冬の朝方は室温が5℃くらいになりますが、この仕事をするまでは寒いのは当たり前と思い暮らしてきました。

しかも高齢化社会ですから、なおさら住宅の断熱化と真剣に向き合わなければならないと思っています。

みなさんの家はどうですか?

一度、断熱点検をしてみませんか?

DSC_0069

記事一覧