シロアリ リフォーム

浴室解体したら

以前に羽アリが発生して駆除を任せて頂いたお客様宅の浴室・洗面・トイレのリフォームを月曜日からさせて頂いています。

シロアリの被害の状況は目に見える範囲では浴室内や床下から見ても被害の痕跡はありませんでしたが、浴室を解体すると全域が激しい食害と水漏れによる腐朽がかなり進んでいました。

浴室内はキレイにされていて何も問題がなく生活をしていた訳ですが、目には見えない裏側では確実に建物を蝕んでいたようです。

考え方は色々ありますが、耐震性が建物の寿命を図る目安となりますが、その耐震性に大きなダメージを与えるのが、シロアリ被害と水漏れ(雨漏りなど)になります。

シロアリは湿ったところに限らず、建物の床下のような陽が当たらない場所であればどこにでも発生するので、定期的な予防をしていなければ被害リスクは高まります。

また、タイルの浴室はほんの僅かなひび割れでも壁や床下に水が侵入してしまい建物の柱や土台を気が付かないうちに腐朽させてしまいます。

浴室のリフォームをさせて頂くと、殆どの家でシロアリ被害や水漏れを起こしています。

酷い場合は柱や土台を入れ替えなければならないケースもあり工事費が高額になってしまうケースも見受けられます。

空き家問題など住宅の維持管理の必要性が求められていますが、こうした劣化事象からみて長期間にわたって良好な住宅を維持するためにはシロアリの被害にあわないように定期的な予防を行うことと、タイルの浴槽の方は早めにユニットバスへのリフォームすることが必須だと思います。

また、浴室での事故による死亡は年間で2万件にもなると発表されているので、ヒートショックなどの事故のリスクを減らすためにも断熱性が高いユニットバスに変えることは有効です。

住宅の寿命だけでなく健康や省エネ、そして高齢化を考えて浴室を含めた断熱化を検討してみてはどうでしょうか?

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