住宅診断

既存住宅の80%!にひび割れ

本日は以前シロアリの予防工事をさせて頂いているお客様宅の建物定期点検に伺いました。

床下はシロアリや害虫などの生息や配管の劣化事象は見受けられませんでした。

以前の点検でも確認できていた基礎のひび割れがありましたが、ヘアークラックと呼ばれる0.3mm以下の軽微なひび割れのため一般的には大きな支障はないものと考えられ様子をみることになります。

基礎のひび割れは0.3mm~0.5mmでは一定程度の瑕疵が存ずるとされ、0.5mm以上では瑕疵の存在が高いとされています。

ひび割れを放置すると内部にある鉄筋が錆びてしまい基礎の強度を著しく低下させてしまうので、見つけた場合は早期に対策することが重要です。

また、ビルシステム株式会社の調査によると既存住宅の80%の確率で基礎ひび割れがあるとされ、1物件あたり約7本もあるという結果が出ています。

築年数が浅くてもひび割れを起こしてる住宅はたくさんあります。

築10年以内では瑕疵保険で直すこともできるので、一度確認することをお勧めします。

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