施工への対策

焼津市にある特別養護老人ホームへ防虫の全館施工で伺ってきました。

館内全域の防虫処理を行いましたが、特に浴室・洗濯室等の水場は害虫が好みやすい環境となり、洗濯機裏などは生息場所になりやすいので状況をよく確認して生息されないよう処理が大切です。

また普段動かさないような棚の裏や、冷蔵庫下なども害虫の棲み家となりやすいので注意して施工をさせてもらいました。

高齢化社会のなかで普段でも大変な環境ですがコロナ禍となり施設の職員さんのご苦労は相当なものだと思います。

そうした中での作業なので害虫駆除はもちろんのことウイルスや細菌に対しても十分配慮し少しでもお役に立ちたいと思います。

新型コロナウイルスは高齢者が感染した場合の重症化が高いことが心配されています。

ですから万が一にもウイルスを持ち込むようなことがあってはなりません。

そのため作業にあたっては防護マスクはもちろんのこと施設に入る前には手指や作業着など全身に除菌剤を散布しています。

私たちが使用している除菌剤は亜塩素酸水で、よく出回っている次亜塩素酸水とは全く別なものです。

一般には除菌といえばアルコールや次亜塩素酸ナトリウムになりますが、除菌効果はあっても肌荒れや、変色、金属酸化、揮発したガス、また、衣服などには脱色などを起こす問題があります。

この亜塩素酸水は食品添加物の承認も得ていて安全性が高く新型コロナウイルスを使用した大学の試験においても不活化(殺菌)が認められたものです。

しかもエタノールや次亜塩素酸ナトリウムに起こる問題もありません。

因みに市販で売っていて多くの方が使用している次亜塩素酸水は、有効期限や塩素濃度、PHなどの一定の条件を満たし、さらには浸けるように使用しないと効果がないと言われています。

少しコロナ慣れが起こっている風潮がありますが、冬に向かい気温の低下、空気の乾燥で活発になることが考えられるので慌てず早めに対策をとるのも良いのではないかと思います。

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