施工の質

本日は、床下が気になると連絡があり調査に行ってきました。

白アリや水漏れ等の異常はありませんでしたが、断熱材の落下や電源ケーブルの止め忘れ等を確認しました。

このタイプの断熱材は留め具を使用せずにはめ込みされていることが多く、木材の収縮や振動、または、断熱材そのものの経年による収縮などによって脱落をよく見かけます。

当時の考え方ではこの施工の仕方でよかったのかも知れませんが、新しい建材や工法は建築環境の中での実証が少ないので注意が必要です。

また、昨年の台風による浸水被害のときにもブログに載させて頂きましたが、浸水によってケーブルの接合部分が水に浸かりショートし停電してしまったお宅がありました。

普通では問題にならない工事かも知れませんが、様々な状況を想定し安心安全な仕事にしてもらいたいものです。

家は外壁材や内装材によって見た目をキレイに仕上げることができますが、その家の安心や質は目に見えないところに隠れているものです。

最近は高気密高断熱、長期優良住宅、耐震住宅など様々な高機能住宅をうたっている建設業者が多くあります。

しかし、そうした言葉や機能だけでなく、施工の質はどうなのか?を見極めることが大切なので、ここ数年取り入れる方が多くなっている新築のインスペクション(住宅工程検査)を建設会社の紹介ではなく公平性のある第三者の検査会社に依頼することが質を高める方法の一つではと思います。

新築をお考えの方は是非、インスペクションを検討してみてくださいね。

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