断熱材取付
本日はリフォーム中のお客様宅で断熱材の取付工事を行いました。
外壁にグラスウール105mmを使用して隙間なく取り付けを行います。
隙間が出来てしまうと、そこから冷気が流れ込んでしまうために、せっかくの断熱材も無駄になってしまいます。
また、湿った暖かい空気が入ってしまうことで結露などの原因にもなりかねません。
断熱材のつなぎ目や配管回りなどは空気が流れなように気密テープでしっかりと止めて写真のようにキレイな仕上がりとなりました。
多くの住宅の建物診断をさせてもらっていますが、隙間があったり土台から桁までしっかりと入れてなかったりなど適切な取り付けがされていない家が多くあります。
既存の住宅では断熱材が入っていない家もあり、入っていても厚さ50mmくらいの薄いものが使用している程度なので、せめて施工はしっかりと入れてもらいたいものです。
近年では高性能な断熱材が使用されるようになってきましたが、毒ガスが発生してしまう残念なものが使用されていたり、配管回りがスッポリと穴が開けられていて隙間だらけで、台無しとなっている住宅がかなり見られます。
円安など様々な要因で電気代が上がり続けているだけに、これからの住宅には省エネ性能や高齢化社会なので温度差が少ない快適な住宅が求められていくと思います。
新築では2025年に断熱等級4以上が義務化されますが、既に建っている住宅の断熱性能を上げていくために、国も多くの補助金を出しています。
特に先進的窓リノベ事業は工事費の50%相当が補助されるので、すごくお得に断熱性のがあげられます。
私のお客様で太陽光発電や蓄電池を取り付けたオール電化の家では、当然ガス代は0円で電気代がこの夏2,000円だったそうです。
光熱費2,000円には驚きですよね!
時折床下を見ると断熱材は取り付けてあるものの配管周りがすっぽりあいてしまっていることがあります。
隙間があっては断熱効果がなくなってしまうのでそういった取り付け方は好ましくありません。
本日の工事では配管の周りをしっかり塞ぐため気密テープを使用し隙間をなくすことを意識しました。
仕上がりがキレイだと作業中も作業後も気持ちがいいですね。