リフォーム 住宅診断

断熱は将来への投資

本日は、床が冷たいので床下断熱がどうなっているか心配と問い合わせがあり調査に行ってきました。

床裏に断熱材はありますが、厚みが2.5cmのものが入っていましたが、脱落しているものや隙間が出来ているものが多くありました。

日常では意識することがない断熱材ですが、正しく施工されているかされていないかによって光熱費や快適さに大きな違いがあります。

以前に二重窓と床断熱材の取付をされた方は、冬場の電気使用量が前年と比較して25%程度下がったと話も聞いています。

また、4月からは電力会社大手10社で電気料金を引き上げるという発表がされるているので、同じような暮らしていても断熱材の違いによって大きな差が出来てしまうことになりそうです。

仮に電気代が月に2万円掛かっている家で25%下がると5000円、それが1年だと6万円、10年で60万、20年では120万円にもなります。

最近はiDeCoや新NISAで資産を運用する人も多くなっていますが、それはそれで良いと思います。

でも、ノーリスク・ハイリターンの断熱改修をした方が間違いなく、この先の生活を助ける糧になることは分かると思います。

二重窓や断熱材は一度取り付ければ殆ど劣化はしないことや、今は国からの工事費の50%相当の補助金も出ているので10年・20年と長い目で見れば確実に元が取れて、しかも快適さも向上するので検討してみる価値はあると思います。

これまでは、断熱性能には何ら義務的な措置が講じられてなく、住宅の価格面から断熱性能には目が向けられてきませんでした。

しかし、省エネの必要性から2025年からは新築の断熱性能を等級4以上の義務化されることになり、これからの住宅はこれまでの住宅と比べてかなり光熱費の削減が見込まれます。

また、等級4は最低基準なので、恐らくその上の等級5や等級6などが主流になってくると思われるので、既存の住宅との差はかなり大きなものとなることが予想されます。

金利の見直しや円安など、この先の物価が以前のように下がることは考えられません。

今後の生活を助けるために、将来の投資だと思って負担を軽減する断熱改修の検討をお勧めします。

無断熱の家も多くあるので、先ずは、自宅の断熱はどうなっているのか一度診てもらうことをお勧めします。

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