床断熱はSDGsな暮らし

床の軋みが気になるとお電話があり調査に行ってきました。

白アリが原因ではないかと心配をされてましたが、そのような痕跡はないことから床板の経年劣化と思われると説明させて頂きました。

写真では床断熱材が無いことが分かりますが、ある実験で床断熱材があるのと無いのとでは床の温度が5℃は違ってくるという結果が出ています。

言葉のように熱を絶つ効果があり冬場に限らず夏場のエアコンの効き具合にも影響し光熱費がかさむ要因の一つです。

それと床断熱材の役割として見落とされがちなのがフローリング材の劣化です。

合板のフローリング材は時間と共に劣化していくものですが、写真のように床断熱材がなく合板のフローリング材がむき出しになっている造りをしていると、部屋の温度と床下との温度差で床板が結露し劣化を早めてしまう要因になるのです。

また、床断熱材が入っていても隙間なく適切に施工されていないと効果は期待できないのですが、私たちが数多くの床下をみてきた経験からはかなりの建物の施工に問題を感じています。

冬場の肌着〇〇テックなどのように空気の流れが起こらない肌に密着したものは暖かいですよね。

床のたわみが始まり、床板を張り替えるとなるとかなりの費用が掛かってしまいますが、早ければ床板を剥がさずに床下から断熱材を取り付けするだけで済むので低価格で工事日数も1日~2日程度で済みます。

今、世界的に取り組まれてるSDGs(持続可能な開発目標)や脱炭素社会にも繋がる、光熱費削減、そして建物劣化対策になる快適な暮らしを実践しませんか?

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