屋根裏は60℃
本日は、藤枝市内のお宅のネズミ調査に行ってきました。
天井裏ではネズミが侵入できそうな隙間が確認できましたが、天井裏を覗くだけで汗が滝のように流れ出てきました。
夏の太陽の陽射しを受けて屋根がクルマのボンネットのように焼かれ、その熱が天井裏へと伝わり、その温度は60℃にも達すると言われています。
ですから屋根下の部屋はその影響を諸にうけてしまうのでサウナ状態になるわけです。
そして焼けた屋根裏の熱は夜になっても簡単に冷めないため、エアコンの効きも悪くなってしまうのです。
それを防ぐのが天井裏の断熱材になりますが、多く使われている断熱材はグラスウールです。
少し前の住宅は50mm程度の薄い断熱材が使用されていましたが、最近の住宅では200mmもある厚いものが使われるようになってきています。
また、断熱材は隙間なく敷き詰めることが大切ですが、以前は置いてある程度のために断熱効果が低いという問題もあります。
エアコンをつければ涼しく過ごせるとは思いますが、断熱材がなかったり、あっても薄かったりした状態ではエアコンの効率も悪くなってしまいます。
快適な暮らしと電気代の節約のためにも一度、ご自宅の屋根裏の断熱材がどうなっているのか確認するといいと思います。
しかし、こんな暑い中に居るなんてネズミも生きていくために必死ですね。
例年は春や秋にお問い合わせが多くなるのが普通ですが、昨年の秋から連日のようにネズミ被害の問合せが絶えません。
温暖化で気象状況が変わりネズミ達の生活にも変化が出ているのかも知れません。