住宅診断 害虫・害獣

害獣や建物劣化に新年はない

皆様明けましておめでとうございます。

本年も宜しくお願い申し上げます。

ヤシロは本日より仕事始めです。

とは言っても年末年始であっても害獣には関係なく元日からお問い合わせが入ってきます。

本日もネズミ調査の依頼があり早速伺ってきました。

台所でネズミを見かけたということで、生息状況を調査すると居室内周辺には糞が確認されるとともに、ネズミが身を潜めそうな環境が多く見受けられました。

建物構造的に侵入口となる部分もありましたが、建物の劣化もあり、ネズミ駆除だけでなく建物劣化も含めた対策が必要な状態でした。

一般的には天井裏などに生息されてしまうケースが殆どですが、状況によっては居室内に人が居ても関係なく生息してしまうこともあります。

荷物などは多く特定はできませんが、おそらく壁などを齧って穴を空け室内へと活動範囲を広げたものと考えられます。

居室で活動されているとなると悪臭による問題もありますが、建物を傷めてしまうことやダニ類・病原菌などによる被害も懸念されてしまうので早急な対策が求められます。

ネズミだけではありませんが、気が付かない小さな問題から始まって次第に手に負えない問題となってしまいます。

今日伺った他のお宅では前回から10年以上も外壁塗装をされてこなかったことで、塗装の色褪せだけでなくサイディング材の劣化で起こる反りが始まってしまっていました。

よく見ると防水のためのシーリングも切れてしまっているので壁内に水が回っている可能性も考えられます。

水が回り壁内の断熱材が水を含んでいたら建物自体の腐朽にも繋がってしまうので大事となってしまいます。

外壁塗装は美しさだけでなく、家の天敵である水から守る意味もあるので、費用が掛かるかも知れませんが絶対に手を抜けないメンテナンスです。

問題が起きてからでは遅いので、定期的な建物点検をしてもらうことをお勧めします。

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