定期劣化点検のすすめ
日頃からお世話になっている工務店様から、床がたわむところがあるので床下を見て欲しいと依頼を頂き本日、伺ってきました。
たわみを感じる辺りや全域を確認しましたが、シロアリなどの被害は確認できないことから恐らく経年劣化によるものと思われます。
最近の床は下張りをしてから、その上にフローリングを張るので強度がありますが、以前はフローリング1枚張りが多かったので、劣化が早く進んでしまいます。
フローリング材は合板と無垢とあり、二重張りや商品ランクにもよりますが、合板で10年~15年、無垢で30年が耐用年数の目安と言われています。
無垢材は高価なので新築時には金額的な負担に感じますが、長く持つことや断熱などの観点から考えるとお得なのかも知れません。
今日の家は新築から約築30年経過しているので、経年劣化で色々な部位に症状が出始める頃です。
床下ではシロアリの被害はないものの浴室や洗面下では釘や水道管の錆が始まっていました。
住宅は必ず劣化を起こします。
劣化に気が付かずに問題が起きてから修理するのか、それとも問題が起きる前に修理するのかです。
クルマなどでもそうですが、タイヤ交換をしたり、エンジンオイル交換、ブレーキパット交換などの定期メンテナンスをすることで安全に長く走ることが出来ます。
問題が起きてしまってからより、定期的なメンテナンスをした方が経済面からしても確実に有利だと言えます。
とは言ってもメンテナンスにはそれなりの費用が掛かるので、なかなか厳しいものがあると私自身も実感するところです。
出来れば毎年、難しければ3年毎、長くても5年毎には建物劣化点検をしてメンテナンス時期を知り、計画的にメンテナンスを行うことが大切です。