リフォーム 住宅診断

基礎ひび割れ

本日は藤枝市のお宅で基礎の補修工事を行いました。

ひび割れ箇所は通気口部でしたが、この部位は乾燥収縮によって良く発生が確認される部位です。

基礎のひび割れの原因には「乾燥収縮」「気温変化」「地震」「不動沈下」「施工不良」「中性化」など色々とありますが、ひび割れを放置するとコンクリート内の鉄筋を錆びさせてしまうだけでなく、コンクリートの中性化も進んでしまい強度が低下してしまいます。

たまにモルタルやコーキングなどで基礎を補修しているお宅がありますが、雨水侵入防止程度にはなると思いますが、もしかしたら大きな瑕疵が存在するかも知れないので安易に考えてはいけません。

因みに国土交通省1653号の告示では、0.3mm以上0.5mm未満のひび割れは、構造耐力上主要な部分に瑕疵が存在する可能性が一定程度存在するとされています。

とは言うものの、乾燥収縮で起こるヘアークラックと呼ばれている0.3mm幅程度のひび割れが問題ないかというと、そうではありません。

構造的な瑕疵という扱いにはなりませんが、基礎の劣化を早めてしまう要因にはなるので見つけたら早めに補修することが望ましいと思います。

どちらにしても、ひび割れを見つけたら、専門の診断をしてもらうことをお勧めします。

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