基礎ひび割れ、あなたの家は大丈夫?

床下点検中に、基礎割れを発見しました。

基礎割れはそのままにしておくと後々に住宅の耐震性に大きな問題となります。

基礎割れの主な原因は以下の6つになります。

①乾燥収縮、②気温変化、③不動沈下、④地震、⑤施工不良、⑥コンクリート中性化

基礎コンクリートの強度は内部に入っている鉄筋がとても大切になりますが、これがサビてしまうと脆くなり本来の強度を得られなくなります。

本来コンクリートは強アルカリで鉄筋をサビさせないのですが、空気中の炭酸ガスにより少しづつ中性化していき鉄筋を保護する力が落ちていきます。

また僅かなひび割れでもあっても雨水や炭酸ガスが侵入し内部の鉄筋のサビを早めてしまう原因になってしまうのです。

築年数の経っている家だけではなく新しい家であっても、先ほどの原因によって気が付かないうちに基礎強度の低下が始まっているかも知れません。

どんなに丈夫な家を建てても基礎が弱くては地震が来た時に耐えられません。

阪神大震災で高速道路の倒壊がありましたが、コンクリートの劣化も原因の一つだと言われています。

東北の地震から11年が経過し直接被災していない私たちはつい油断しがちですが後から後悔しないために早めの対処を是非してくださいね。

因みに被災した人が防災グッズを備えている人の割合は53.6%被災してない人では36.8%という調査結果があります。

必要性は感じていてもつい後回しにしてしまうものですが、このブログを読まれた方は一度点検だけでもしてみませんか?

 

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