住宅インスペクション

市内のマンションにお住いの個人のお客様より、「近所に建築された新築の戸建住宅の購入を決め近日中に手付金を支払う予定でなのすが引き渡し前に住宅診断をお願いしたいと思っています」とのご依頼で本日伺ってきました。

住宅診断をご希望されたのは、「建売戸建住宅のため、やはり良く耳にする欠陥住宅ではないのかどうか心配でした」との事でした。

診断結果は外壁や内装に仕上げ不良、床下に廃材が少し見られましたが、構造耐力上問題となる様な状況は見らなかった旨報告し現況は安心していただくことができました。

しかし我々の診断はあくまでも非破壊の診断で、限られた範囲の各々部位等を目視観察・計測等で行っていますので「100％問題はなし」と言っているものではありません。

本当にお客様が安心した住宅を手に入れるには、やはり信頼して任せれる住宅会社や工務店、担当者選び等が必要なのかと思いますが、中々そのような所を見つけるのは一般の方は大変です。

それを限りなくベストにしていくには自ら色々な選択ができるようにある程度の知識・情報を得ることは必要かと思いますし、第三者の方にも色々とご相談することはお勧めです。

可能であれば住宅を建築している工程中に第三者による検査を入れることも安心材料になるかと思います。

最近は、仲介の重要事項として就てることが義務付けられていることもあり建売住宅、中古住宅仲介物件などでこうした依頼が増えてきています。

購入後のトラブルはもちろんですが住宅ローン控除で必要だったり、購入後のリフォームや修繕費用にも知っておくことはとても重要になってくるからです。

人生最大のお買い物ですので、住宅の見た目や各会社の営業力だけで判断しないと良いでしょう。