シロアリ リフォーム 住宅診断

サッシ結露によるシロアリ被害

本日も羽アリが舞ったと連絡があり調査に行ってきました。

羽アリが舞った窓枠には白アリによる食害を確認しましたが、床下では白アリの生息や証跡などは確認できませんでした。

外回りを調査すると羽アリが舞った付近に蟻道を発見し、白アリの生息も確認しました。数年前に床下の白アリ調査を受けたそうですが、その際には異常は見られず安心していたそうです。

蟻道があった場所は裏のお宅との境界が近くのため普段行くことがなく気付けなかったとのことでした。

写真は羽アリの舞った窓枠ですが、窓枠下部に横に白く伸びて見えるものがシロアリの食害跡です。

これは表面的に見える症状なので、壁の中では食害が進んでいるかもしれないので、しっかりと駆除をしていく必要があります。

特に気になるのは窓枠に染み跡があることです。

恐らく冬場などに結露を起こしているのではと思います。

断熱性能が低いサッシは結露を起こすため、窓枠などを濡らしてしまいます。

表面的には乾いているように見えても裏側では濡れていたり、心配なのは断熱材までが水分を含んでしまうことです。

壁の中は空気の流れもないため一度濡れてしまうと簡単には乾きません。

シロアリの被害も大きくなり易く壁裏で腐りも起こす原因にもなるので、結露などを起こしていたら見逃さず二重窓などで対策をすると良いと思います。

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