グリストラップに思うこと
本日は焼津市内にある病院へ防虫などの定期点検に伺ってきました。
施設内全域だけでなく屋外にあるグリストラップの害虫発生状況なども点検をして予防のための施工を行います。
グリストラップとは排水に含まれる油脂や残渣を下水や浄化槽、河川に流さないために明確な設置義務はありませんが、建築基準法や下水道法、自治体の設置基準があるので適切な管理が求められている設備です。
排水には下水に流してもいいという水質基準が定められ、基準に満たなければ水質改善の指導や排水停止などの罰則があり、また、排水管の詰まり、悪臭、害虫の発生の原因にもなるので衛生的な業務を行うためにとても必要な設備です。
グリストラップは清掃や残渣の引き抜きを定期的に行う必要がありますが、放置するとゴキブリやチョウバエなどの大量発生の原因になってしまいます。
今回の点検では発生などもなく良好でしたが、予防の為にチョウバエの発生を抑える薬剤を壁面やフタ裏などにしっかり散布させて頂きました。
私たちが日常利用している施設や飲食店では、利用するお客様に気持ち良く過ごして頂くために直接は見えない様々な努力(サービス)をしてくれています。
しかし、私たちは目に見える価格や魅力(サービス)で物事を判断してしまいがちです。
このような仕事をしていると本当のサービスとは目に見えないところにどれだけ手を掛けているかにあるように思います。
本質は見えない所にあるのかも知れませんね。