シロアリ
この時期でもシロアリは活動している
本日は吉田町のお客様宅の床下調査をさせていただきましたが、白アリの侵入した痕跡である蟻道を発見しました。
蟻道を確認してみると、これだけ気温が下がっても白アリはいまだに活発に活動をしていました。
よくお客様から白アリの活動時期は春くらいでしょ?という話がありますが、春は羽アリが舞う時期で気温が20℃くらいまでは活動しています。
ですから暖かい建物に侵入している白アリはこの時期でも普通に活動をしているということになります。
建物に被害をもたらしている主な白アリはイエシロアリとヤマトシロアリの2種類ですが、そのうちヤマトシロアリは湿気を帯びた木材を好んで食害することから、浴室などに発生するものだと思っている人が多くいます。
確かに浴室に多く発生はしていますが、床下がコンクリートで覆われている南向きの部屋でも普通に発生しています。
通気の少ない床下では湿気が籠りやすいためにシロアリが食害するには十分な湿気を帯びているということを知っておいて欲しいと思います。
また風がよく当たる家だから床下も風が通っていると思っている人もいますが、基礎に囲われた床下は殆ど風が流れていないので、例外なく対策をとってもらえたらと思います。