シロアリ リフォーム 害虫・害獣

石綿調査

いつもお世話になっている不動産業者様より、管理されている物件の白アリ調査依頼がありましたので行ってきました。

床下が無いテナントビルでしたが、土間と立上り基礎の隙間から壁内へと白アリが侵入していました。

駆除を行うには被害状況によっては壁を剥がしたりドリルで穿孔して薬剤を注入するなどの作業が必要になりますが、法改正で2006年9月以前の建築物では石綿(アスベスト)が使用されているために事前の調査をしなくてはならず、内容によっては行政への報告義務も必要になります。

事前調査には資格者が行うことが求められていることや、穴を一つ開ける作業を行うにも石綿作業主任資格が必要になり、法律で定められた適切な石綿除去作業を行わない場合は3か月以下の懲役または30万円いかの罰金が科せられてしまいます。

石綿は平成17年のクボタショックで中皮腫や肺がん・石綿肺などの危険性について多くの人が知るところになりましたが、それまでは建物の資材に多く使用されてきたので、解体や改修工事を安易に考えることこは命に関わりとても危険です。

リフォームだけでなく、エアコンの取付などで壁に穴をあける作業でも石綿が飛散することになるので、工事業者の選定には石綿取扱いの資格があるのか?を是非確認をしてもらえたらと思います。

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