建物定期点検のすすめ

建物の点検を始める前に、以前の調査などの資料から注意点などを把握すると共に、最近気になっていることはないかなどの問診を行ってから始めるようにしています。

今日、伺った家では以前に洗面所で水漏れがあったというお話があったので、注意して確認したところ土台に水染みの跡が確認されましたが、見える限りでは土台等が腐っている程の傷みはなく問題はないことを報告して安心して頂きました。

水漏れや雨漏りがあったりすると修理をして安心してしまいがちですが、表面的な修理も多くあり床下や壁の中、屋根裏では腐りなどの問題が始まってしまっていることがあるので注意が必要です。

特にタイルの浴室ではお掃除をしてキレイに見えていても、僅かなひび割れやサッシとタイルに隙間などがあると壁裏などに水が回ってしまい耐震性に影響するような激しい劣化を招いてしまうこともありますし、カビの発生や、害虫等の繁殖にもつながる可能性があるので、一年に一度は定期的な床下点検をして良好な状態を維持して下さいね。

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