床下と外壁

本日は床下調査でシロアリの蟻道を発見しました。

それは基礎の角に真っすぐと伸びていました。

蟻道を崩してみるとそこにシロアリの姿はなく現在は使われていないものであることがわかりました。

シロアリの被害は恐ろしく、その被害は床下だけに留まらず、壁や屋根裏と家全体を食害してしまいます。

土台や柱などの建物の構造上重要な木材を食害し耐震性を著しく損なうことはもちろんですが、畳なども食害するために美観も損ねてしまなど大きなダメージを与えます

写真でも分かるようにシロアリはコンクリートの僅かな隙間から侵入してくるので、床下がコンクリートだからといって安心はできません。

シロアリ自体は弱い生き物で、外気や日光から薄い皮膚を守るために地中から出てくるときはこの”蟻道”と呼ばれるトンネルを作って基礎を登って侵入してきます。

早期の段階で気が付けば大事には至りませんが、人の目に付くところに姿を見せないために多くの場合は羽アリを見てからとなり大きな被害となってしまっています。

私たちの健康もそうですが、大切な住宅を長く良好に保つためには早く気づき早く対処することが大事になります。

特に家に大きなダメージを与えるものはシロアリと雨漏りなので、床下と外壁廻りの定期的な点検は欠かさず行うことが大切です。