屋根の隙間から侵入

本日は、ハクビシン調査の依頼があり行ってきました。

工務店様に天井点検口を作ってもらい中を覗いてみるとやはりハクビシン独特な糞の臭いがあり、侵入された痕跡が確認できました。

侵入口を探すと屋根には隙間があり、そこから出入りしていたようです。

ハクビシンは垂直な壁は登りませんが、木登りを得意としているので外壁周辺の部材を使って屋根へと登ります。

そして、僅か8cm程度の隙間でも通り抜けできる能力があるため屋根に隙間があれば侵入されてしまいます。

また、基礎に設けられている通気口の網が破損していると、そこから床下へと侵入して部屋と部屋を仕切っている間仕切壁の僅か10cm程度の隙間を登り、屋根裏へと上がります。

ハクビシンの被害は増加傾向にあるそうですが、被害には農作物をはじめ夜行性のため深夜にドタバタと足音によるの騒音や、糞尿による異臭、天井などに染み跡などの被害をもたらしています。

発生は、山間部や畑、河川に近い場所だけではなく、意外かも知れませんが市街地の方からもお問い合わせがあるので安心はできません。

特に写真のような屋根と屋根が重なっている建物では隙間ができていることがあるので一度点検しておくことが良いと思います。

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