住宅診断
家のコンディションを知る
少し分かりづらいですが、屋根と屋根が交差している部位を撮った写真です。
建物を下から見ても見えませんが、屋根が入り組んだ造りになっている建物などでは、写真のような隙間が出来ていることがよくあり、ネズミだけでなくコウモリや鳥なども侵入し巣作りをしてしまうケースがあります。
これまでの住宅ではよくある造り方なのですが、小動物の侵入だけでなく近年の想像を超えた豪雨では雨漏りを起こすことも考えられます。
では近年の住宅なら隙間がないかというと、雨漏りをするような隙間はありませんが、害虫などの小さな生き物が侵入できる1cm程度の隙間はあるので安心はできません。
特に基礎の上には床下の換気をとるために基礎パッキンと言われる部材があるので、ゴキブリなどの害虫なら簡単に入ってしまいます。
基礎パッキンがあっても床下は陽が当たらず、通気が少ないために、どうしてもジメジメとして害虫が好む環境になってしまいます。
また、鳥などの外敵から身を守ることができるので生息するには最適な環境なってしまい、気が付かないうちに害虫の温床となってしまうこともあります。
大切なことは定期的な点検で自分の家のコンディションを知ることだと思います。