意外なところから侵入してくる
本日は、飲食店のお客様よりダンボールやスチロールが齧られているとネズミ調査の依頼がありました。
普段は人気のない倉庫内での被害ですが、出入口は意識して開閉し、開けっ放しにすることがないとのことなので、侵入口がどこかにあるのではないのかと調査をしていると、大きな冷蔵庫の下の排水管を覆うアルミテープが齧られているのが確認できました。
この排水管から侵入されたかは断定できませんが、可能性を一つでも消していくためパテで塞ぐことに。
その他、粘着シートや殺鼠剤を設置し建物内に潜んでいるかもしれないネズミの対策をし様子をみることにしました。
以前は排水経路から侵入するケースが多くありましたが、最近の建築構造では侵入されないようになっています。
しかし、ネズミなどの運動能力は高く2階のベランダに風を通すために窓を開けておいたら、そこから侵入されたというケースがありました。
どうしてこんなところから?と思いますが、隣の建物から電線を伝って渡ってきていたようです。
また、雨樋をよじ登ったりもするので油断は禁物です。
ネズミだけでなく白アリ、ゴキブリなども日常の生活では気が付かない僅かな建物の隙間を見つけ侵入してきます。
棲み家として生息が始まってしまうと、あっという間に子供を産んでしまい数が増えてしてしまうので駆除をするにしても時間が掛かってしまいます。
また、糞尿やダニ類による衛生的な面だけでなく、壁や電線を齧るなどの被害にも繋がるので物音がするなどの気配を感じたら先ずは調査・点検をすることが大切です。