建築物と害虫
本日は市内にある交流センターに伺ってきました。
施工指定場所は調理実習室、給湯室でしたが、初めて伺う施設ということもあり施工前に館内全域の環境や害虫の生息状況、営巣しそうな場所はないかなどの状況を確認してから作業に入らせてもらいました。
同じ場所で、同じ作業であっても季節だったり、施設の使用状況によって環境や状況は違います。
また、利用目的やこの先の利用状況などによっても意識することや作業の内容は変わってくるので、事前の調査はとても大切になります。
最近では高気密高断熱住宅など建築物の構造も進化しているので、害虫の侵入経路や生息環境も変化しています。
そのため、施工場所や薬剤の選定を変えることや建築物の性能を落とさないなどの知識を身につけることが求められています。
特に住宅市場は断熱性能を高めて過ごしやすい快適な住空間づくりへと進んでいますが、それは害虫やカビなどの生息しやすい環境だということも知っておきたいところです。
住宅を建てている会社は建築のプロですが、害虫や菌類に関しては殆ど知らないと言っても過言ではありません。
この先、大きな問題が起こらなければ良いのですが。
因みに住宅に使用されている建材は毒性のあるものを規制していますが、絨毯やカーテンなどによっては健康に害となる物質が含まれているものがあるので、しっかりと換気を行う必要があります。